親しき仲にも猫がいる

高齢猫ちゃんの腎不全治療を中心に、飼っている二匹の猫ちゃんの事や、そのほか猫ちゃん情報を載せていきたいと思っています。どうぞご縁がございましたらおつきあいくださいませ

我が家の猫が腎不全になりました 血液検査の結果

 

我が家には

16歳の高齢猫きいちゃんと

2歳の猫、こてつがいます。

 

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↑きいちゃん 

 

腎不全になったのは

きいちゃんなんですが

先日、朝起きたらトイレまわりに嘔吐したあとがたくさんあって

食欲もなくぐったりして水も飲まなかったので動物病院へつれていきました。

 

血液検査、尿検査、エコー検査をうけ

腎不全の診断をうけました。

血液検査の結果はブログの一番下に書き込みしてあります。

 

かなり

状態はきびしいようです。

 

腎臓の2つあるうちひとつは機能しておらず

残りの臓器もよわっていて

よくこの状態でがんばっているね

といわれました。

 

尿毒症で吐き気、意識障害

貧血でふらふらのなかで

目だけはりんとしている

 

腎臓は、いちど破壊するともどらないらしい。

なので、現状維持の治療になるのだそうです。 

 

先生に入院か通院どちらにしますか?

ときかれて

高齢だからすこいしでも家族とすごせるように

通院でもいいよ

といわれて迷うことなく通うことにしました。

 

じつは

昨年、兄弟猫のくろちゃんが腎不全で亡くなりました。

 

日に日によわり

仕事中に亡くなったのですが

朝、支度をしているとき

今日もしかしたら・・

とくうちゃんの顔をのぞきこむと

穏やかな顔で

 

多分すでに意識はなかったかもしれません。

 

帰宅するまで

まっててね

 

そんな気持ちで出かけたのが

最後でした

 

その日はとても青空で

ふつうのなにげない

そんな日

 

でも

昨日とはちがう

 

そんな気持ちを

下の息子はいたいほどかんじていて

 

嗚咽するほど

かなしみはとまらず

 

何か月かは

思い出すのか

 

くうちゃんしんじゃった

 

って泣く姿に

心配したほど

 

今回の

きいちゃんのことも

かなり心配している

 

悔いのないように

精一杯がんばろ

 

そして

もっと早く気づいてあげれなくて

 

ごめんね

 

 

 

 

検査結果一覧表

クレアチニン尿素窒素、カルシウム、リン、ネコSAAの数値がが高くなっています。

 

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 猫の血液検査 SAA(血清アミロイドA)とは?

SAA(血清アミロイドA)とは、体の中で炎症を起こした時に現れる急性相タンパク質です。急性タンパク質とは、体に感染症や組織障害が起こった時に、急激に増加するタンパク質です。24時間~48時間以内に急激に増加すると言われています。

色々な病気で上がってくる数値なので、これだけで病気の確定はできませんが、

「体の中で何か異常がないか?」とチェックする時に有用な検査項目です。

また、SAAの数値で病気の重症度や治療反応があるかもチェックできます。

 

猫の血液検査 SAA(血清アミロイドA)が増加する場合は?

炎症・腫瘍・組織外傷があります。SAAの上昇が報告されている具体的な病気として以下があります。

・急性膵炎

・悪性中皮腫

猫伝染性腹膜炎(FIP)

・リンパ腫

甲状腺機能亢進症

・多発性嚢胞腎

・慢性腎不全

・免疫介在性溶血性貧血

・扁平上皮癌

・糖尿病

・胆管炎

 

リン・カルシウム(P・CA)

リンも腎臓から尿へ捨てられるものですから、腎臓が悪くなるとリンの濃度が上昇してきます。血液中のリンとカルシウムは相互に作用して影響しています。リン、カルシウムの代謝異常は骨密度を下げ、腎臓を含んだ全身組織にカルシウムをぺたぺたと沈殿させ、腎機能のさらなる低下を引き起こします。

IRISステージ分類に応じてリンの目標値が設定されているので、この範囲になるべく入るように食事や吸着剤を使用していくのがよいでしょう。その際に高カルシウムを起こさないように注意が必要です。

・ステージ1

・ステージ2⇒2.7~4.6(mg/dl)

・ステージ3⇒2.7~5.0(mg/dl)

・ステージ4⇒2.7~6.0(mg/dl)

 

 

クレアチニン(CRE)とは?

 

クレアチニンとは腎臓の数値です。ただし、その他にもクレアチニンの数値に影響してくる病気や体の状態があります。同じ腎臓マーカーの尿素窒素(BUN)より腎臓機能をより正確に反映しています。

 

クレアチニン(CRE)が上昇する原因は?

・筋肉量の多い犬

・腎不全

・腎前性高窒素血症

 

クレアチニン(CRE)が低下する理由は?

・筋肉量の減少

 

 

尿素窒素(BUN)とは?上昇の原因は?

BUNはタンパク質の分解産物で、体の外に出したい毒素です。

常、この物質は体に毒素が溜まらないように腎臓から捨てられていくので、健康であればこの数値は血液中には溜まっていないはずです。実際には体の中にはBUN以外に、もっとたくさんの尿毒素物質が存在しているのですが、このBUNの数値が高い時には、それら尿毒素物質がたくさん体の中を巡っている状態と解釈されます。

なので猫は気持ちが悪い、だるい、胃がムカムカして食欲が落ちる、嘔吐するなどの症状がおこります。腎臓病以外でも心臓病をはじめ循環状態が悪い時や、たんなる食後など、ほかの原因でも検査数値はあがってしまうので、ほかの所見を含めての評価が必要です。

 

①腎前性⇒心機能障害、脱水、ショック、副腎皮質機能低下症

②腎性⇒腎機能の障害

③腎後性⇒尿道閉塞、膀胱破裂、尿道破裂

 

 

 尿素窒素(BUN)の低下の原因は?

・新生子

・利尿(輸液や薬物療法

・肝不全

・栄養不良、低蛋白食

・尿崩症

 

 

 

<今日の領収明細書>

再診料     ¥1200

血液検査    ¥12100

超音波検査   ¥5000

皮下点滴注射  ¥1500

注射料     ¥1500

内服薬     ¥840

内服薬     ¥700

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        ¥25124(税込)